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ペックアシッドによるpH降下単肥処方

養液栽培の単肥処方では、各成分の可給率を最適化するため、多くの場合酸性資材を添加してpHを降下させて調整します。ヨーロッパでは養液のpH調整の指針は5.2-6.2と言われています。

pH調整には通常、強酸性の液体であるリン酸もしくは硝酸などを使用しますが、これらを使用せず、安全かつ手軽にpHを降下させる手段としてICL社の独自技術で製造された「ペックアシッド」の配合を推奨します。成分は0-59-19で、1%溶液のpHは2.2です。基本的な使用方法は、第一リン酸カリを一部または全量置き換えます。

以下に園試処方での、通常の単肥配合と、ペックアシッドを使用した単肥配合のpH比較結果を記載します。



200Lタンクへの濃厚原液作成

【通常の園試処方例】

Aタンク
 硝酸石灰(2.5水塩) 25.0kg
 キレート鉄アルファ 0.5kg

Bタンク
 硝酸カリ     23.3kg
 硫酸マグネシウム 14.1kg
 モノリン酸アンモニウム1.7kg
 第1リン酸カリ    3.3 kg
 マイクロブレンド2号 0.2kg


【ペックアシッドを使用した園試処方例】

Aタンク
 硝酸石灰(2.5水塩) 25.0kg
 キレート鉄アルファ 0.5kg

Bタンク
 硝酸カリ     24.0kg
 硫酸マグネシウム 14.1kg
 モノリン酸アンモニウム0.9kg
 ペックアシッド 4.0kg
 マイクロブレンド2号 0.2kg

pH 7.4の原水でEC2.3に希釈した場合のpH

通常処方      pH6.37
ペックアシッド処方 pH5.81

ペックアシッドを使用することによりpHを約0.5降下させる事が出来ました。

また、ペックアシッドを使用すると点滴ノズルなどのスケールを除去し、目詰まりを防止することができます。






右:通常処方
左:ペックアシッド配合処方

ペックアシッド(25kg)

点滴ノズルのスケール除去効果
左:使用前 中:使用中 右:使用後

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